「PERにとらわれお金がパー!」というのは、少々、キャッチーに過ぎるかもしれません。しかし、PERという指標は、投資家が最初に覚えるような基本的な指標であると同時に、非常に使い方が難しい指標であると感じています。

PERすなわち、Price Earning Ratio (株価収益率)は、あくまでも現在の利益を株価との割合において評価するものです。

それは、「現在」限定であり、過去の蓄積や過去の損失は一切考慮されません。非常に良い業績を継続して、そしてその結果潤沢な資産を保有している会社も、大きな損失を出したために、債務超過ギリギリになっている会社も、「現在」利益を同じように出して同じ株価であれば、PERは等しくなってしまいます。

将来性も全く考慮されません。成長する見込みのない銘柄が、それゆえに株価が低迷し、利益水準自体との関係で極めて良好なPERの数値となっているケースもよくあります。

その一方で、将来の目覚ましい成長目指して、設備投資や研究開発に資金を投じ、全く利益がでない会社もあります。そのような会社は劣悪なPERの数値となってしまいます。

米国Amazonも当初は全く利益が出ず、その存続すらも疑問視する向きがあったくらいでした。

今回の動画では、とりあえずPERの意味合いについてお話してみました。おいおい、具体例を出しながら別の動画でも引き続きPERの使い方についてお話していきたいと思います。よろしくお願いします!

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